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ダンスポート第3期を終えて、、

執筆者の写真: 井上大辅井上大辅

更新日:2020年6月29日


大学を出てからダンスを続けて、自分の選んだ仕事がダンスである理由がようやく見えてきたような気がします。

ダンスポートの活動では、充電と放電の連続です。

毎年変わるいろんなメンバーからいろんな発見をもらい、僕自身も自分のやりたいことを根こそぎ吐き出します。

人によっては{表現=排泄}と言う人もいますね。食べては出す、という風に人は表現の連続の中を当たり前に生きているという考え方です。

僕も同じ考えのタイプですが、ダンスポートに関していえばどちらかというと電気です。メンバーと僕のやり取りは毎年バチバチしてます。

別に意見を戦わせるわけではありません。そんな時間無いですし、根本としてダンスポート作品は僕の創作なので人からの意見はあまり求めません(と見せかけて、実はそうでもないってことが大事なんですが)。

だからいつも電気を帯びている感じです。恐らくメンバーも帯電しています。

だから毎年バチバチしてます。

この活動はゲバゲバ舞踊団時代から5年くらい地道に続けている活動です。おかげさまでアンケートも好評でした。

ダンスポートの作品が評価される理由は、障害・キャリア・年齢を超えて作るダンスだからでは無いと思います。

この活動そのものがダンスの根源を探すような活動だからです。ダンスの根源ってなんでしょうね。。

それはこれからも作品で提示していけるよう精進します。

問題は、この規模は助成金や他サポートがないと継続が難しいということです。

要はお金です。これが本当に厳しい問題です。

そういえば新潟のダンスカンパニーnoismがなかなか厳しい状況だそうで。

noismの作品とか、カンパニーの在り方とかは特に好きではないんですけど、このカンパニーが消えてしまったら日本のダンスの将来は今後益々暗いなと思います。演劇も同じか、、、

多くの人がこのダンスポートプロジェクトを応援してくれているのを実感します。

僕としてはあまりそれに甘えず、しっかり自分の創作を続けていくだけです。

応援してくださっている皆様、僕はこれからも自分のペースでダンスを続けていきますので、また劇場でお会いできるのを楽しみにしています。


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